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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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三十二日の蝉時雨

アーティスト:蟲の知らせ  アルバム:電柱の花束  作詞:蟲の知らせ  作曲:蟲の知らせ 

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目が覚めて 気づけば夏の向こう側 蝉の音が聴こえた 窓辺に揺れている カーテンの外に流れる綿雲 「さようなら、八月」と呟いたのにそこにいた 夏風過ぎる歩道橋で ただ空を眺めていた 「みんな消えてしまえ」 そう願っていたら 世界は僕のものだ 色彩のない 空蝉のパレードを辿って この心が見せる夢が覚めないように 僕はただ一人で歌うよ 観客のいないステージで 太陽で溶けていく オレンジ色に染まる街並み 陽炎がそこにいて 背後霊のように僕を見る 幸せそうなその顔が 何よりも憎らしかった この心を知ったような顔をして その眼に僕の何がわかるのか


投稿者: narasu
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