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歌詞投稿コミュニティ「プチリリ」

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人間の終わりのピアノ

アーティスト:鳥を見た  アルバム:ソヨ風ニ躰ヲ揺ラシテ  作詞:なかおちさと  作曲:なかおちさと  品番:SONI-0009

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私の前には夥しい光と闇 まさか羽のように飛び立つものは 夕映えに熔ける ピアニストの指 苦しげに嗚咽する仔猫の仕種 そして羽のように飛び立つものは 朝焼けに印画した サックス吹きのベル 咳を止めることなく 発熱の数値 汗を流すように よだれを垂らして 宵闇にしがみついた バイオリンの息吹 あなたの熱が下がらない 夜の肺 私をくすぐる 悪疫の微笑みたち 信頼の篤みの分だけ ギターを弾き綴る 私、貧しくさえなければよかったのにね 私、貧しくさえなければよかったのにね 冷え冷えとしたいのちの か弱き音楽を奏でた 私、貧しくさえなければよかったのにね 私、貧しくさえなければよかったのにね 助からないミミズクの 果敢ない音楽を奏でた 私の家の前の ガス燈が灯る 光を吸うミツバチたちは まるで少女 ささいな羽音に震える 二胡の弦のたわみ ブラインドを下ろして 夜をひとつ越えよう 翳りに棲む あの音楽家はリスト 薬より小さなピアニシモで あっけなく崩壊する私の家族 私、貧しくさえなければよかったのにね 私、貧しくさえなければよかったのにね どんなに旧い旅だって 未来のソナタに変えられる 私、貧しくさえなければよかったのにね 私、貧しくさえなければよかったのにね


投稿者: ULTRAVYBE
プチリリ再生回数:0





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